輸入権

まいったなぁ。どうやら明日、てゆーか今日の国会で「輸入権」制度を設けるための著作権法改正案を閣議決定するみたい。
メディアによって扱い方がすこし違うのですがＴａｋａはやや反対です。
だってＣＤを始めとして法外に高いメディア媒体を買わせてる日本の流通・販売制度そのものの問題には一切目を向けず９０年代初頭の異常なまでにＣＤが売れていた時代を懐かしがって、「なぜ売れないの？」という理由を
『海外の格安ＣＤ逆流入が問題』→今回の法改正
『ＰＣによる違法コピーが問題』→最近のＣＣＣＤの蔓延
この２点に集約し一方的に保護政策に邁進してるんですから。

たしかにアジアは安いです。
先月タイに行ったときにローカルのアーティストのＣＤと同時に日本人のＣＤも買いました。価格は新譜で１枚４００バーツ前後（１３００円そこそこ）。日本の半分以下。むろん違法コピーモノでなく正規に日本から輸出されたものです。けどローカルのＣＤが２００バーツそこそこなのに比べると２倍くらいの価格差があるので現地の人から見ればそれでも相当に高いわけです。
ちなみに今回買ったＣＤにも↓のような但し書きがされてます。

今回の『輸入権』というわかりずらーい制度。正直オイラもよくわかってません。ただこの制度の成立でいびつに歪んだままの日本の販売制度（いわゆる再販売維持制度って奴）が改められる機会を失ってしまったことは確かです。
むろん再販制度と輸入権を同列に論ずるつもりは毛頭ありません。どっちかというと輸入権自体はわりと認めてます。かわりに再販制度をやめちゃうのが大前提ですけどね。

『輸入権』、『再販売維持制度』、『ＣＣＣＤ』、、、、
この業界。あんま良いハナシ聞かないなぁ。お先真っ暗。

それにしてもこーゆー制度改正は順調に進むんだね。
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