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「職」は中国にあり?

いま「職」は中国にあり 日本の若者吸い寄せる

アメリカがコールセンターをインドに次々設立して自国内でずいぶん問題になってますがそれとはちょっと趣向が違います。

採用された(もしくは目論んでる)若者たちよ。
君らはわかってるのか?
こんなこといくらやってもビジネス現場で通用する中国語もキャリアも手に入らないという現実に。

たしかに生活はそれなりに可能だ。物価の安さがそれを可能にしている。しかしそれだけ。
まとまった日本人の職場で仕事相手(客)も日本人。悪いがこれでまともな中国語が身に付くのは不可能に近いだろう。旅行レベルの日常会話はなんとかなってもビジネスではまったく役立たず。しかも、ビジネスキャリアがコールセンターのオペレーターなんて掃いて捨てるほどいる。使い捨てで終わるのが関の山。かといってこの環境で語学、キャリアを伸ばすにはシゴト以外に相当の独自努力が求められる。
これなら国内でアルバイトでもなんでもシゴトしまくってお金貯めて、それから正式な語学留学+専門留学を目指すほうがマシ。そこでレベルの高い語学力と専門知識を取得してから就職を考えればよい。
(ステージがあがれば選択肢は驚くほど広がります)
むろん上司も部下も同僚も中国人ばかり。日本人は自分だけ。仕事相手(客)も中国人。そんな環境で数年もまれるならば、、、給料が安くとも意味はありますが。


『このまま日本にいたら、人生、先が見えてしまう気がした』

記事中のこのセリフ。むかしよく聞いたなぁ。そいつは会社やめてまでワーホリでオーストラリア行ったけど、語学もキャリアも手に入らずじまい。

今回のコールセンターの記事、読んだ瞬間、ひと昔まえに流行った”ワーホリ”を思い出しました。

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亜細亜」カテゴリの記事

コメント

 こんなことが行われているんですねー。記事を読んで考えさせられました。確かにこのキャリアは後で非常に生かしにくいですね。企業側に踊らされているだけという印象を受けます。

 しっかし時給20元って(-_-;)。。。

初めまして。Qing Zuiさんのところからおじゃましました。大連に日本企業がコールセンターを次々開設しているという話は聞いていましたが、こんなことになっているとは。asahi.comの記事と合わせ、興味深く拝見しました。
私もかつて大陸に留学し、帰国を前にして就職先を探したことがあります。ホテルや語学学校などいくつかオファーがあったり、自分で面接に出かけたりしてみましたが、いずれも驚くほどの低給+体制の不備(住環境や福利厚生など)で話になりませんでした。
「こんなこといくらやってもビジネス現場で通用する中国語もキャリアも手に入らない」……Takaさんのおっしゃる通りだと思います。

はじめまして。
Qing Zuiさんの記事をトラックバック致しましたので、こちらにもご報告をさせて頂きます。

大連のこの記事は、私も拝見致しました。何と言うか「中国に行けば何とかなる」と言うのが、最近の日本の流行のようですね。ちょと中国語が出来ると「じゃあ、上海に行けば職に困らないよ」とか。

語学だけ出来ても仕方がない、と言うのは、語学学習者の中でさんざん言い尽くされてきた話だとは思うのですが…。キャリアがなくては、ダメなのですよね。

はじめまして。
Qing Zuiさんの記事をトラックバック致しましたので、こちらにもご報告をさせて頂きます。

大連のこの記事は、私も拝見致しました。何と言うか「中国に行けば何とかなる」と言うのが、最近の日本の流行のようですね。ちょと中国語が出来ると「じゃあ、上海に行けば職に困らないよ」とか。

語学だけ出来ても仕方がない、と言うのは、語学学習者の中でさんざん言い尽くされてきた話だとは思うのですが…。キャリアがなくては、ダメなのですよね。

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