いのちの次に大事なモノ

オイラの住むマンションが火事になりました。
明け方未明。やたらとうるさいサイレンの音、焦げ臭いニオイに気がつきガバッと飛び起きる。ベランダに出てみると（我が家は6F）表の道路には消防車、真下からモクモクと立ち上る煙。
『か、か、火事？』＜いや疑う必要はないんやけども
とにかく逃げなきゃ！慌ててＧパンはいて携帯と財布はポケットに（ここまでは本能的）。問題はこのあと。じたばたしてる手足がピタッととまった。

『え、えっ、、、なに持ってけばええんや？』

パソコン？（デスクトップかつぐんかい！）
印鑑？（そんなもんあとで手続きできる！）
通帳？（オイラの口座に通帳ありません！）
お土産？（いや旅行帰りだったもんで・・・）
自転車？（・・・・バカ？）

時間にして数十秒だったと思うけどなんにも選べなかったです。
けっきょく財布、携帯をにぎりしめ避難開始。外の廊下はすでに煙がもうもうと。これで死んだらシャレならんわ。階段を使って階下に下りるたびに煙の充満度はひどくなり目もノドも痛い。さいわい途中のフロアで消防員の人と出会うことができ無事外まで誘導してもらいました。
ウチのマンションって邦人比率５０％前後の国際色豊かなマンションです。オシゴト帰りでメイク落とした中国や韓国のお水ねーちゃん達と会ってもふだんとあまりに違うもので

『えっと・・・どなたでしたっけ？』

さいわい1Fの一部のみで類焼なし。生涯初の火事経験でした。
しかし、財布→携帯→の次ってなんだろうな？